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<コンタクトレンズ>増える角膜感染症 汚れによる傷が元で、失明も症状 病気

<コンタクトレンズ>増える角膜感染症 汚れによる傷が元で、失明も◇毎昼間の時間こすり洗い不可欠

 コンタクトレンズの使用者は年々増え、大衆の1割を超す1500万人以上と言われる。これに伴う目の病気も増加傾向にあり、使用者の7~10%に起きていると推測されている。中でもぼい菌などによる角膜感染症は、重症化すると視力低下の要因にも入る。こすり洗いなど、毎昼間の時間の適切なケアが大切だ。

 埼玉県越谷市に住む秋葉洋介さん(29)は、ガソリンスタンドでの仕事中、見る間に右目が白くぼやぶれかぶれるようになった。職場目と鼻の先のあだち眼科(同県加須市、足立和孝院長)に飛び込むと、右目の視力はメガネで矯正しても0?01しかなく、「見えないコンディションだった」。角膜に傷がつき、ぼい菌感染の割合が高いことが分かった。抗生物質の点滴治していますなどを継続し、視力は回復したが、角膜に濁りが残った。

 秋葉さんは「仕事柄、油を扱うが、手を洗っても油汚れは落ちにくい。そのコンディションでレンズを扱っていた」と回想する。それ以来、仕事ではメガネを使用している。

 足立院長は「レンズの汚れなどにより角膜の表面に傷ができると、ぼい菌などが入り込みやすく入る。治っても視力に影響を残すことがある」と説明する。

   □   □

 コンタクトレンズの主流はハードレンズからソフトレンズに移り、利用者は約7割を占める。ハードレンズは目にごたごたがあると痛みを感じるが、ソフトレンズは角膜と密着しているため、まぶたの刺激を和らげ痛みを抑える効果があり、病気に気付きにくい。また、利用者は低年齢化しており、10代や20代のごたごたも増えている。

 コンタクトレンズは真っ直ぐ目に触れるため、医師の処方が不可欠な「高度管理医療機器」だ。角膜を覆うため、レンズの汚れや酸素不足で、角膜に傷がつきやすく入る。

 コンタクトレンズによる目の病気は、角膜の表面に小さな傷がつく「点状表層角膜症」、深くまで傷が達する「角膜浸潤」や「角膜潰瘍(かいよう)」、上まぶたの裏側(結膜)にブツブツができる「巨大乳鶏冠結膜炎」などがある。

 近年異常になっているのが、ぼい菌やカビなどによる角膜感染症だ。目の痛みや充血などを起こし、失明する恐れもある。中でも増えているのが、他のぼい菌を餌にして増殖するアカントアメーバと呼ばれる微生物によるもので、特効薬がなく治りにくいのがめりはりだ。

 昼間の時間本眼感染症学会などがまとめた全国調査の中間報告(07年4月~08年8月)では、コンタクトレンズ使用が元でと考えられる角膜感染症で入院した病人は233人(平均年齢28歳)。水回りなどに存在するぼい菌?緑膿(りょくのう)菌やアカントアメーバが、角膜の病巣部のほか、レンズケースからも多く見つかった。

   □   □

 角膜感染症が増えているバックの一つに、ケア用気品の進歩や多様化がある。ソフトレンズはかつては煮沸消毒が中心だったが、近年は洗浄、すすぎ、消毒、保存が1本でできる消毒剤が主流になっている。道玄坂糸井眼科医院(東京都渋谷区)の糸井素純?昼間の時間本コンタクトレンズ学会常任理事は「ケア手立てが簡便に入ることで、誤ったケアをする人が増えている。量販店には専門医がいるとは限らず、説明不足も異常」と指摘する。

 糸井さんによると、消毒剤の効果には限度があり、どのレンズでも毎昼間の時間のこすり洗いが重要だという。感染の温床に入るレンズケースも毎回よく洗って乾かし、3カ月に1度の交換が不可欠。漬けおきタイプの洗浄液でも、こすり洗いを併用しないと蓄積した汚れや化粧気品の汚れは落ちないという。

 全国調査では、毎昼間の時間こすり洗いをする人は18%に過ぎず、毎昼間の時間消毒する人も30%にとどまった。2週間で交換するレンズや1昼間の時間使い捨てレンズを1カ月以上無くなっていた人もいた。

 糸井さんは「ケアの仕方を誤解している人も少なくない。定期検査に来ないと、正しいケア手立てを知るチャンスも少なくなってしまう」と話し、3カ月に1度の定期検査の受診を呼びかける。また、レンズケアに自信のない人には、1昼間の時間使い捨てのレンズを薦入れいる。

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 ◇レンズを使用する上での主な用心

▽取り扱う前は手指を石けんで洗う

▽こすり洗いをすること

▽レンズの洗浄(すすぎ)はレンズの使用前と後に是非とも行う

▽レンズケースは毎昼間の時間しっかり洗い、天然乾燥させる

▽レンズケース内の消毒液は毎昼間の時間新しいものに交換する

▽ソフトコンタクトレンズのケアに水道水を使用しない(ソフトレンズは水を含むため微生物が付着しやすい)

▽化粧はコンタクトレンズを装着してから行う(化粧気品は石けんで落ちにくく、化粧気品を扱った手でレンズを扱うと、レンズに汚れが付く)

▽定期検査を浴びる

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 ◆こすり洗いの手順

 ◇ソフトレンズ

<1>清潔な手でコンタクトレンズを目からはずして保存液ですすぎ、利き手と逆の手のひらの上にレンズを載せ、クリーナーや消毒剤を数滴落とす

<2>利き手の人さし指の腹をレンズにあて、軽く押さえながら手のひらの上でレンズを一定方角にやさしく動かし、表面を20~30回こする(円を描くように動かすと、コンタクトレンズが破損する恐れがある)

<3>ひっくり返して逆側も同じように洗う

<4>最後に保存液か消毒剤でよくすすぐ

 ◇ハードレンズ

<1>清潔な手でレンズをはずし、レンズを水道水かすすぎ液ですすぐ。利き手と逆の手のひらの上に、レンズの内側を上にして載せ、クリーナーを4~5滴落とす

<2>利き手の人さし指の腹をコンタクトレンズの内側にあてて軽く押さえ、手のひらの上でレンズを前後左右に動かしながら泡立てるように約30回こする

<3>利き手の親指、人さし指、中指の3本でコンタクトレンズを挟み、レンズの内側を親指の腹で泡立てるように優しく30回ほどこする

<4>レンズを水道水かすすぎ液ですすぐ

 ※糸井さんら監修のコンタクトレンズ教室(http://www.aki‐net.co.jp/contact_lens/)を参考に作成。レンズケアの動画も見られる


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